湊かなえ「贖罪」が受賞候補に! 東野圭吾もノミネートされたエドガー賞とは

「告白」など映画化作品も多数世に送り出している湊かなえさんの『贖罪』が、米国のエドガー賞の候補になっています。




米国の推理小説界で最も権威があるエドガー賞のペーパーバック・オリジナル部門の候補に湊かなえさんの「贖罪(しょくざい)」が選ばれたと、日本の版元、双葉社が23日明らかにした。

候補は6作品で、選考結果は4月26日に発表される。

日本からはこれまで桐野夏生さんの「OUT」と東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」がノミネートされたが、受賞を逃した。
Jiji.com

湊かなえといえば、告白、リバース、母性などドラマ・映画化ありのサスペンス!

あのサスペンス力はすごい・・・。そしてこれまでになかった構図、えぐるような結末!それが世界で最も権威があるエドガー賞にノミネートされるなんて!ぜひ受賞してほしいです!

   

東野圭吾も過去にノミネートされたエドガー賞って?

書評については充実したページがたくさんありますのでここでは触れません。エドガー賞についてみてみましょう。

  • アメリカ探偵作家クラブが前年にアメリカで発表されたミステリ作品から選ぶ
  • 長編賞や短編賞、テレビ・映画の部門賞などがある
  • もちろん、エドガー・アラン・ポーにちなんでいる
  • アメリカの推理小説界で最も権威がある
  • 「贖罪」が候補になっているのはペーパーバック・オリジナル部門
  • 候補になっているのは6作品
  • 選考結果は4月26日に発表される

発表は四月末!ずいぶん先ですね。東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」のほか、桐野夏生さんの「OUT」も過去に候補になっています。いまだ日本からの作品で受賞したことはないということですが期待がたかまりますね!

過去の授賞歴をみてみると・・・なんと『告白』があります!!ドメニク・スタンズベリー氏の”The confession”です。邦訳版は絶版です。言語は違えど、趣向からして期待できるのではないでしょうか?!
ほかに有名どころでは、スティーブン・キングの『ミスター・メルセデス』が小説賞を受賞しています。

 

アメリカ探偵作家クラブ(Mystery Writers of America)とは?

1945年に、ミステリーの普及、ミステリー作家の地位向上、利益の保護・推進などを 目的として設立された団体である。現在、アメリカ国内に九つの支部をもち、会員が2600名以上いる世界最大のミステリ団体となっている。

1945年というと、終戦の年です。日本では生きることもままならない時代に、すでに娯楽といえる推理小説をの地位向上を目指す会があったなんて、やっぱりアメリカの国力はすごいですね。エドガー賞のほか、エラリー・クイーン賞、ロバート・L・フィッシュ賞なども選定しています。
1995年には、史上最高のミステリー小説100冊、というリストも発表しています。

2018年のエドガーノミネート作品リストはこちらです。
アメリカUWA Edgar Nominees

ペーパーバック部門を見ると、見覚えのある表紙が!
贖罪は、[Penance]と訳されているんですね。自分に苦行を科すといったキリスト教由来の言葉のようです。

In Farleigh Field by Rhys Bowen (Amazon Publishing — Lake Union)
Ragged Lake by Ron Corbett (ECW Press)
Black Fall by Andrew Mayne (HarperCollins Publishers — Harper Paperbacks)
The Unseeing by Anna Mazzola (Sourcebooks — Sourcebooks Landmark)
Penance by Kanae Minato (Hachette Book Group — Little, Brown & Co./Mulholland Books)
The Rules of Backyard Cricket by Jock Serong (Text Publishing)




SNSフォローボタン

フォローする

関連記事👇

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする