森林を守る・育てる仕事は?方法や活動は

林業の人手不足が騒がれていますがいったい何が大変なのでしょうか。植物の生命力には驚かされることも多いですが、植えて終わりじゃないんですよ。
更新した苗木、稚樹はまだまだ小さく、環境の影響を強く受けるので、育ちやすいよう助けてやらねばなりません。できるだけ早く健康な材木を育てるための作業が森林の保育です。主に人工造林のために行われる作業には、以下のようなものがあります。

下刈り

稚樹や苗木の生育が、周りの雑草木によって素材されるのを防ぐために、その周りの草木を刈り払っていく作業です。大鎌や刈り払い機を使って行いますが、主に7-8月の草が生い茂る季節にやらねばなりません。植樹してから6-7年も必要だと言われていて、重労働であり、人にやってもらうにはお給金が必要です。伐期50年の人口印を仕立てるには、1haあたり200万円程かかるといわれていますが、そのうち40%が下刈りに取られます。中でも厄介な雑草はササです。どこにでも生えていて、鎌で表面だけ刈っても全然消えないんですよね…。下刈りされる方は熱中症にご注意ください!

つる切り

ほかの木に巻き付いてるやつです。ツタの強力なやつです。何がいけないかというと、一つは材木の幹に巻き付いて、そのまま幹が成長すると締まるようになり、損傷ができます。もう一つは、樹冠をつるの葉が覆い、光を遮って光合成を妨げてしまうことです。これを刈り取っていきます。

除伐

10-20年生の若い林で、目的以外の樹種を取り除く作業です。種の取捨選択ですね。

間伐

間伐は、主伐までの間に繰り返し行われる間引きの伐採作業です。樹木は、成長するうちに上のほうが葉で込み合ってきて、いわゆる林冠が過密になってきます。これを放置しておくと、同じ種類の木でも優劣や不揃いが起こり、淘汰されて倒木ができたり、材木としても林分としても、成長や形質が低下していきます。除伐よりもあとの時期に生産目標に合うよう立木密度をちょうせいする作業です。種内の競争を緩和し、残す木の品質を向上させます。

人工林の間伐は、材木生産の面からだけではなく、環境保全の点でも重要です。例えば、ヒノキ人工林で間伐をしていないと林内は非常に暗くなり、土壌付近の植生がなくなってしまいます。ヒノキの落葉は細かいため、表層土が雨水で流れって行ってしまい、自力や水源涵養機能が低下します。

ただ、成長途中の樹木とはいえ、生木はとても重く、伐採は危険を伴う重労働です。ここでもコストや作業員の高齢化が問題になっています。また、間伐材の用途拡大もより求められています。国がすすめるみどりの雇用でにわかに入ってきた若者が「まだ生きられる木を切り倒す作業とわかってがっかりして辞めた」などとコメントしていましたが、そんな単純なことではないと思います。

森の恩恵にあずかり、よりよく育てていくために必要なことなのです。




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