ブルセラ症の語源、猫・犬検査方法は?長野・千葉で発症例!

ブルセラ症という耳慣れない病気が話題になっていますが、その名前の語源と意味は何でしょうか。長野県在住の男性(64)が、腎機能不全になる重い症状になっていますが、千葉県でも今年発症例があります。犬や猫から感染するのでしょうか。検査方法や値段などは同なんているのでしょうか。




ブルセラ症とは何?長野の男性が新種に感染

今回報告された患者男性の症状は、

  • 昨年4月上旬から食欲不振と39度の高熱が1週間
  • 2か月後には腎機能が悪化、急性腎障害による尿毒症
  • 透析治療を受けるも腎機能は回復せず

ということで、病院が検体を感染研に提出。そこで新しい菌種による、ブルセラ症であることが分かりました。

しかし新しいブルセラ症?といわれても、従来のブルセラ症とは一体何だよという感じです。

感染研によりますと、

ブルセラ症はブルセラ属菌による人獣共通感染症である。食料や社会・経済面のみならず、共同生活者としても動物への依存度が強い国や地域では、いまだに重要な感染症の一つである。 一方、多くの工業国では動物のブルセラ症対策が行き届いた結果、ヒトのブルセラ症も減少した。 これらのことは、ヒトのブルセラ症の発生が保菌動物の存在に依存していることを示している。

つまり、人と動物で共通の菌によって発生する感染症ということですね。
症状については、

  • 潜伏期間と発症期間はともに通常1~3週間、あるいは数カ月に及ぶ
  • 症状は他の熱性疾患と類似しているが、持続・間欠的、または不規則に発熱
  • 筋肉骨格系に影響が強く、全身的な疼痛感、倦怠感、衰弱、およびうつ状態になることも
  • 軽度の場合は自然に治癒することもあるが、重症化することもある

感染から症状が治まるまでが長いようですね。1年に及ぶこともありそうです。発熱を繰り返して全身のだるさや痛みがある場合・・・というと、ほかにも似たような病気がありそうなので菌の解析なしでは特定できないでしょう。

ブルセラ症の感染経路や予防・治療法は?

気になるのはどうやって感染するかと、予防・治療法です。
国立感染症研究所(感染研)によると、

  • おもな分布域は地中海地域、西アジア、およびアフリカとラテンアメリカなど
  • ヒツジとヤギを自然宿主とする菌・ブタを自然宿主とする菌がウシに定着>>ヒトへの感染
  • 感染動物の乳や乳製品の喫食、感染動物やその死体、および流産組織などとの接触によって感染する
  • 酪農・農業従事者、獣医師、屠畜場従事者では職業的な感染のリスクが高い

なんと、感染した牛の乳をのむと感染するということでしょうか。商品になる前に検査はされているでしょうが。職業上動物と関わる方はリスクが高いのですね。

治療法については、

  • 抗菌薬が有効

ですが、場合によっては投与期間が6週間と、長いです。合併症を起こしてしまうと、その治療も必要になります。

予防については、ワクチンは開発段階で、実用されているものは無しということです。怖いですね。

今回の事例では、

  • 患者男性は元トラック運転手
  • 長野の山奥に在住
  • 猫や鶏を飼育している
  • 海外渡航歴なし

菌の型を見ると、ネズミなどが宿主になるタイプに類似しているとのことです。鶏糞や自宅の土壌からは菌は検出されていません。「特異な事例であり、一般の人が心配するような感染例ではない」とのこと。

猫、犬のブルセラ症検査と症状、治療

国内ではほぼ撲滅されていますので、外来生物との接触がなければ大丈夫そうです。特に猫は症例が見当たりません。

犬がブルセラ菌に感染した場合、妊娠していれば流産、死産、不妊症などになります。汚物や流産の死骸で人へ感染することもあり得ます。診断は血液検査などで可能です。

合併症を起こしていなければ、抗生物質の投与が有効とされています。




ブルセラ症の千葉での発症例

日本では少ないですが、昨年からの事例もあります。

  • 今年千葉県3月の症例、犬から感染か

3月5日、鴨川市内の医療機関に入院していた50歳代の男性が、同医療機関で実施した血液検査の結果からブルセラ症と診断され、同医療機関から安房保健所に発生届があった。
患者は、現在、本疾患の治療等のため別の鴨川市内の医療機関で入院治療中である。

はしかといい、肺炎といい、最近感染症がぶり返しているようですね。ワクチンなど打てるものは売っておいたほうが良いのかもしれません。

ブルセラ症の語源について。女子高生の?とTwitterで話題に


ちがいます!!

患者の方にお気の毒です。脳内変換はやめましょう!

ご存じない子たちのために書いておくと、
「ブルセラ」とは、90年代に社会問題となった、女子高生たちが使用済みの下着、制服などを売って小銭を稼ぐ行為で、「ブルマー」と「セーラー服」を合わせた造語です。その後下火になったものの、最近また流行っているとの話があります。おじさんたちはこの言葉に反応してしまうみたいです。

今回の感染症brucellosisとは関係ありません!このBrucellosisは波状熱と訳されますが、おそらく発見者のBruce博士の名前から来ています。ブルマーとセーラー服は関係ありません。




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